英語の学習を始める前に、どのような学習法がいいのかな…と調べていると、けっこうな確率で「まず発音をやりなさい」というアドバイスに出くわしました。
それで、まず手始めにフォニックス・ソングからはじめました。
けっこう楽しくて良いのですが、「1文字=1音」の組み合わせだけでも案外あやふやなところがありまして…
今回は、フォニックス・ソングと発音記号の対応表を作って、ちょっと調べてまとめてみました。
では、行ってみましょう!
フォニックスとは
フォニックス(Phonics)とは、Wikipedia先生によると以下のように説明されています。
綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。
つまり、文字と発音の対応のパターンのことですね。
それを学ぶことによって、文字に対する正しい発音を身に着けたり、はじめて見る単語でもある程度の読み方がわかったりという効果が期待できるというものです。
日本の英語教育では「A=エー」「B=ビー」「C=シー」…とアルファベットの読み方を教えますが、そういえば実際の英単語で、そういう読み方するとき…あんまりないですもんね。
ただ、英語の場合、100%がフォニックスのパターンに当てはまるわけではないので、注意が必要とのことです。
フォニックスの教材
私が使っているフォニックスの教材は、YouTubeの以下の動画です。
2つの違いは、小文字か大文字かだけで、内容はほぼ一緒です。ただ、毎日やっていると変化がほしいので、かわりばんこに使っています。
いずれも、30分とボリュームたっぷりで、たぶん超子供向けなのですが、ド初心者の私にはちょうどいい…息子と一緒にやってます。
慣れてきたら、1.25倍、1.5倍…と速くしていって、慣れて飽きたら卒業。別の教材へ…となるのかなと思います。
文字と発音の対応表
以下、文字と発音の対応表です。
ド初心者が自分なりにまとめてみたものなので、間違っていたらごめんなさい。
文字 | 発音 | 母音/子音 | 有声音/無声音 | 単語例 | メモ |
---|---|---|---|---|---|
a | /æ/ | 母 | 有 | apple ant | 「あ」と「え」の中間 |
b | /b/ | 子 | 有 | ball bus | 無声にすると「p」 |
c | /k/ | 子 | 無 | cat car | 「k」と一緒 |
d | /d/ | 子 | 有 | dog duck | 無声にすると「t」 |
e | /e/ | 母 | 有 | elephant elbow | 口を大き目にあけて「エ」 |
f | /f/ | 子 | 無 | fish flower | 唇を噛む 有声にすると「v」 |
g | /g/ | 子 | 有 | grapes gorilla | 無声にすると「c」「k」 |
h | /h/ | 子 | 無 | hat hot | |
i | /i/ | 母 | 有 | iguana itchy | 「い」と「え」の中間 |
j | /dʒ/ | 子 | 有 | jump jellyfish | |
l | /l/ | 子 | 有 | lion lemon | 舌を歯茎につけて |
m | /m/ | 子 | 有 | mouse monkey | |
n | /n/ | 子 | 有 | nose noodles | |
o | /a/ /ɔ/ |
母 | 有 | octopus ostrich | 「あ」と「お」の中間、または「お」 |
p | /p/ | 子 | 無 | pencil piano | 有声にすると「b」 |
q | /kw/ | 子 | 無 | queen quiet | |
r | /r/ | 子 | 有 | rabbit rocket | 舌をどこにもつけずに丸める |
s | /s/ | 子 | 無 | snake spider | 有声にすると「z」 |
t | /t/ | 子 | 無 | train telephone | |
u | /ʌ/ | 母 | 有 | umbrella up | 「ア」 |
v | /v/ | 子 | 有 | violin volcano | 唇を噛む 無声にすると「f」 |
w | /w/ | 子 | 有 | watch window | 唇を丸めて |
x | /ks/ | 子 | 無 | fox box | |
y | /y/ | 子 | 有 | yo-yo yummy | |
z | /z/ | 子 | 有 | zebra zipper | 無声にすると「s」 |
有声音と無声音
調べてて面白かったのが、「有声音」と「無声音」です。
有声音と無声音の違いは、声帯を使うかどうかです。
有声音が声帯を振動させて出す音、無声音は声帯を振動させずに出す音です。
日本語の「50音」では、「ん」以外の文字はすべて有声音なので、無声音自体が特殊な感じします。
ですが、英語では無声音がだいぶ幅を利かせている…みたいな。
あと、「p」を有声音にすると「b」、「c」「k」を有声音にすると「g」、みたいに口のポジションは一緒だけど有声or無声で切り替わる、というコンビもいくつかあって、なかなかおもしろかったです。
対応表にない発音
前述の対応表に登場しない発音も存在しています。
英語では、「文字と発音が1対1」のパターン以外にも、以下のようなパターンもあるからです。
例えば、「sh」で発音する「/ʃ/」とか、「th」で発音する「/θ/」「/ð/」などがありますね。
他にもいろいろな組み合わせがあります。今は、詳しく説明できませんが…汗
あと、母音のパターンも上記の表では5つしか出てきていません。
実際には、英語の母音は全部で22あるらしいので…これだけでは、フォローし切れませんね。
参考
発音については、以下のサイトを参考にさせていただきました。
まとめ
以上、フォニックス・ソングと発音記号の対応表を作りました。
お伝えした通り、このフォニックス・ソングだけでは発音練習としては十分ではないので、他の教材を探さないといけませんね。
できれば、息子とやりたいので、YouTube動画で良いのが見つかるとよいのです…
ということで、引き続きがんばります!